御朱印帳『白竜と藤の花』
ご好評いただいております、ほのぼの観音ご朱印帳をご紹介します。
御朱印帳『白竜と藤の花』/清水心澄
白龍について
清水心澄の制作場所は、新潟県糸魚川市にある。糸魚川は地質や文化・歴史を感じることができる「ジオパーク※」であり、国内でも貴重な地区として世界に認められている貴重な地域です。制作場所の窓から見上げると隆々と貫録を見せる尾根。その続きにすぐそびえる「焼山」は、三千年前から噴火活動をしている活火山で、近年では2016年に噴火活動があり、現在でも24時間体制で監視されています。全国でも数十しかない活火山です。
ほのぼの観音作品の中で、最も人気となるのが『ほのぼの観音と龍』。その中でも、「白龍」が清水心澄の考えを代表するのに相応しいといえます。「地球号という船に乗る我々。いずれこの星の主人公となっていく子ども達を育てていくことは、地球を守ることと等しい。子どもは宝である」というのが清水心澄の考え方です。白龍はまさにその地球を守るように覆う雲と例えています。白龍には様々な意味があることは周知であるが、心澄にとっては、雲がまるでこの地球を守るかのように見えているのです。
観音様(ほのぼの観音)は、様々な顔で我々に手を差し伸べてくれます。その大いなる仲間として、白龍が壮大な力添えをして我々すべてを守ってくれているんじゃないかなって。そして、私たちはこの星を守っていく担い手であることを忘れてはいけないんですよね。神頼みは、自らの努力があってこそ、強い願いがあってこそです。純なる発心(ほっしん)こそが、その奇跡を生み出す根源であることを忘れてはならないと思います
清水心澄の白龍には、そんな切なる思いが含まれています。
※ユネスコが地質遺産の保存を求めて行っている活動で、世界で144地区、日本は全9地域が登録。ユネスコ=国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization U.N.E.S.C.O. )諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関
[ 表紙絵 ] 白竜と藤の花(”御朱印帳”箔押し金字)
[ サイズ ] 182mm-242mm(表紙)
[ 製本形式 ] ジャバラ製本
[ 紙 ] 和紙
【特典】 2022清水心澄 図録